世の中にはできる子とできない子がいます。できない子に対して、親や教師は叱ったり励ましたりします。「親の心子知らず」とはよく言ったものです。できない子は聞く耳を持ちません。
 口がすっぱくなるほど言い聞かせてもなかなか勉強を始めないし、ようやく机に向かったと思えば窓の外をぼんやり眺めている。あるいはノートに落書きをしている。キャラクター文具で遊んでいる。姿勢をくずしてだらけている。親の足音が聞こえたとたん、あわてて教科書を広げ、いかにも考え込んでいるふりをします。
 私たちは学習塾を経営する中で、生徒たちの行動をつぶさに観察してきました。そして、大部分の子どもがなかなかやる気を出さない理由について考えました。
 学校の勉強は決してむずかしいものではありません。文部科学省の「学習指導要領」を見ると、教える内容は子どもの頭で理解できることに限られています。一年生なら一年生、五年生なら五年生に理解できる内容だけを教えているのです。
 だとすると、極端にできない子がいるのはおかしな話です。しかし、現実にはできない子がおおぜいいます。塾に入れても、家庭教師をつけても、なかなか成績が上がりません。これは一体どうしたことでしょう。
 私たちはこの謎について考え続け、ある方法にたどり着きました。それが「行動科学ティーチング」です。
 できないのは、勉強の「やり方」を知らないから。そしてその「続け方」を知らないから。できない子はこのどちらかに当てはまります。例外はまずありません。正しいやり方や続け方を教えるだけで、どんな子も必ずできるようになります。
 その効果については、私たちの塾で実証してきました。今まで「できない」「ダメだ」と言われ続けてきた子でも、指導法をほんの少し工夫するだけでその効果が表れます。
 行動科学ティーチングは、よくあるスパルタ教育でもないし、ハチマキを締めて「がんばろう」とムードを盛り上げる教育でもありません。行動科学という学問を土台とする、科学的な手法です。

 

 

 

行動科学ティーチングの土台となっている行動科学は、今から五十年前にアメリカで生まれました。心理学や動物行動学を基礎として人間の行動原理を解明しようとする学問で、そこから「行動科学マネジメント」が発展しました。現在では、アメリカの産業界・教育界では行動科学が大きな成果を上げています。
 行動科学ティーチングは、そんな現状を打ち破ることができるほとんど唯一の教育手法です。英語や数学はもちろん、あらゆる教科で実力がつく指導法として、自信を持っておすすめします。
 どうしても個人差は出ます。全員が東大・京大に入れるなどと言うつもりはありません。しかし、できない子は平均レベルに近づいていきますし、平均レベルの子はトップを狙えるところまで伸びます。できる子は今の高成績を維持し、さらにやる気を出していきます。

 


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